まな先生解説
こころ質問
すい要点整理
結論:案件ごとにプロジェクトを1つ作り「AI作業スペース」にする
- サイドバーの「プロジェクト」から「プロジェクトを新規作成」を選び、案件名を付ける
- プロジェクト右上の3点メニュー→「プロジェクト設定」から指示を追加する
- 案件の資料をアップロードする(無料プランは5ファイルまで)
- 関連する既存チャットをプロジェクトへ移動する
ChatGPTのプロジェクト機能とは?何を解決する機能なのか

プロジェクト機能の定義
通常チャットだと何が問題なのか
- 毎回同じ前提(クライアント情報・トーン・出力形式)を貼り直す必要がある
- アカウント共通のカスタム指示は1種類しか持てず、案件A向けの設定が案件Bにも効いてしまう
- アップロードしたファイルはそのチャット限りで消える
2025年秋以降の3大アップデート
- 無料開放+専用メモリ追加(2025年9月3日): OpenAI公式X(2025)によると、Projectsが無料ユーザーへ開放され、同時にプロジェクト専用メモリ(project-only memory)とカラー・アイコンのカスタマイズが追加されました。
- ファイル上限の拡大: 同じ発表で、上限がFree5・Plus25・Pro40ファイルに拡大されています。
- 共有プロジェクトの全プラン展開(2025年10月): OpenAI(2025)の発表によると、Business等限定だった共有プロジェクトがFree/Go/Plus/Proでも使えるようになりました。
補足
2025年9月より前に書かれた日本語解説には「プロジェクトは有料限定」「Plusは20ファイル」など旧仕様の記述が多く残っています。数値は発表日とセットで確認してください。
この作業はどこでやる?通常チャット・プロジェクト・GPTsの見分け方
3つの違いを一覧表で比較
| 比較項目 | 通常チャット | プロジェクト | GPTs |
|---|---|---|---|
| 指示の適用範囲 | そのチャット限り(共通カスタム指示は全体に適用) | プロジェクト内の全チャット | そのGPTを使う全会話 |
| ファイル参照の持続性 | チャット単位で使い捨て | プロジェクト内で持続 | 作成時に登録した知識として持続 |
| メモリ分離 | 不可 | 可(専用メモリON) | 不可 |
| 他人への共有 | 個別チャットのリンク共有のみ | 可(招待制/リンク・共同作業向き) | 可(配布・公開向き) |
| 無料プランでの可用性 | ○ | ○(5ファイルまで) | 利用は○(作成は有料プラン) |
診断チャート:この作業はどこでやる?
- Q1. 同じテーマで3回以上チャットしますか?
- No → 通常チャットで十分です
- Yes → Q2へ
- Q2. 他人も使いますか?
- 配って相手に単独で使わせたい → GPTs
- 一緒に作業したい → 共有プロジェクト(手順は後述「ケース別の対処」へ)
- 自分だけ → Q3へ
- Q3. クライアント固有情報・顧客データを扱いますか?
- Yes → 専用メモリONのプロジェクト(手順は「ケース別の対処」へ)
- No → 通常のプロジェクト
ChatGPTプロジェクトとGPTsの違いは?
ChatGPTプロジェクト機能の具体的な使い方(設定手順とコツ)
手順1:プロジェクトを作成する
- サイドバーの「プロジェクト」から「プロジェクトを新規作成」を選ぶ
- プロジェクト名を「クライアント名_業務種別」で付ける(例: 「A社_SNS運用」「B社_記事制作」)
- アイコンとカラーを設定し、一覧で見分けやすくする
手順2:プロジェクト指示は4ブロックで書く
手順3:ファイルは「小さく分割して」持たせる
- 同時にアップロードできるのは10ファイルまでです(OpenAI Help Center「File Uploads FAQ」)
- 大きいファイルは全文を精読されず、必要箇所だけ検索的に参照されることがあります。100ページの資料1本より、章ごとに分割した資料のほうが確実に読まれます
- 参照してほしい資料は「(ファイル名)を参照して」とプロンプトで名指しします
注意
「資料を全部読んで」への回答が妙に薄いときは、ファイルが大きすぎて読み飛ばされているサインです。分割と名指し参照で対処してください。
ケース別の対処:共有・メモリ分離・プラン上限で迷ったら
ChatGPTプロジェクトを共有して共同作業する
- クライアントを招待し、成果物のたたき台と参考資料を同じ場所で確認してもらう
- 外注パートナーと指示・トンマナ資料を共有し、認識合わせの往復を減らす
注意
クライアント資料が入ったプロジェクトで「リンクを知っている全員」を選ぶのは避けてください。URLが転送された時点で第三者も閲覧できます。共有の既定は招待制です。
ChatGPTプロジェクトのメモリを案件ごとに分離する
ChatGPTプロジェクトのファイル上限は?プラン別の実数比較
| プラン | 月額(日本) | ファイル上限/1プロジェクト | 共同編集者上限 | 向いている使い方 |
|---|---|---|---|---|
| Free | 0円 | 5 | 5人 | お試し・単発案件 |
| Go | 約1,500円(報道により1,400円の記載も) | 25 | 10人 | 副業1〜2案件 |
| Plus | 3,000円 | 25 | 10人 | 複数案件+重い資料+利用量 |
| Pro | 公式料金ページ参照 | 40 | 100人 | チーム運用・ヘビーユース |
- まずは月1回の不要ファイル入替で粘ります(0円のまま)
- 入替が毎月発生して手間になったら、Go(約1,500円)で25枠に広げるのが費用対効果の分岐点です
- PlusはGoとファイル枠が同じ25なので、「枠」ではなく利用量やモデル性能が理由になったときに選びます
予防・再発防止:案件別プロジェクト初期設定チェックリスト
- 命名規則を「クライアント名_業務種別」で統一する
- プロジェクト指示を役割・トーン・出力形式・禁止事項の4ブロックで書く(前述のテンプレを流用)
- 無料5枠の配分を決めてから登録する(案件概要1・トンマナ1・過去成果物2・数値データ1)
- 顧客情報・未公開情報を扱う案件は専用メモリをONにする
- 関連する既存チャットをプロジェクトへ移動して1か所に集める
- ファイルは1件を小さく分割してから登録する
- 参照させたいファイル名を指示文やプロンプトで明示する
- 共有するときは「招待した人のみ」を既定にする
- 月1回、使っていないファイルを入れ替える
- 「月◯回枠不足で止まったらGoまたはPlusへ」と移行基準を先に決めておく
専門家・公的情報の見解:OpenAI公式ドキュメントの要点
- OpenAI Help Center「Projects in ChatGPT」(2026): プロジェクトの定義と、ファイル上限Free5・Go/Plus25・Pro/Business/Enterprise/Edu40の最新値
- OpenAI公式X(2025年9月3日): 無料開放・専用メモリ・カラー/アイコン追加の発表
- OpenAI「More ways to work with your team and tools in ChatGPT」(2025): 共有プロジェクトの全プラン展開と共有方式
- OpenAI Academy「Projects」(2026): 作成→ファイル追加→指示設定→チャット移動の公式学習手順
OpenAI Help Center「Projects in ChatGPT」(2026)は、プロジェクトを「チャット・ファイル・カスタム指示を1か所にまとめる機能」と説明しています。
補足
数値の優先順位は「Projectsの専用ページ>汎用FAQ>二次記事」です。発表日が新しい一次情報を優先すれば、まず間違いません。
やってはいけないNG対応4つ
- 巨大ファイルを1本だけ入れて「全部読んで」と指示する: 大きいファイルは検索的に参照され、全文精読されないことがあります。章ごとの分割と名指し参照が正解です。
- リンク共有を常用する: URLの転送先までは管理できません。招待制を既定にし、リンク共有は公開されても問題ない内容に限定します。
- 全クライアントを1つのプロジェクトにまとめる: 指示が汎用化して出力の質が下がるうえ、専用メモリで案件を分離する意味がなくなります。情報混入事故の温床です。
- 旧仕様の数値のまま課金を判断する: 「プロジェクトは有料限定」「Plusは20ファイル」は2025年9月より前の情報です。旧情報を根拠にPlusを契約すると、実はGoやFreeで足りたというミスマッチが起きます。
注意
特に1と3は「使っているのに成果が薄い」原因の定番です。効果を感じられないときは、まずファイルの大きさと案件の混在を疑ってください。




